善導大師像(絹本着色)

日本、鎌倉時代

寸法:(画面部分)25 × 11.5cm

本作は、鎌倉時代に制作された絹本の善導大師像であり、金糸で花文が織り出された濃色地の絹枠に納められています。善導大師(中国名:善導、⽇本名:善導大師)は、浄土教の祖師のひとりであり、その教えは中国から日本へと伝えられ、浄土宗の基盤を築きました。 浄土教の教義では、善悪を問わずすべての人々が、阿弥陀仏の名と誓願を称名念仏することで、極楽浄土に往生できると説かれています。本作では、善導の頭上に3体の小仏が描かれており、これは**三度称えられる阿弥陀仏=「描かれた音」**を象徴しています。善導は質素な僧衣をまとい、合掌し、**頭部には明るい後光**が描かれ、霊的な威厳を漂わせています。

ドイツ個人蔵