珊瑚・トルコ石・ガラス・金・真珠装飾 官吏用耳飾り

チベット、18世紀

寸法:8.5cm

この耳飾りは、18世紀チベットにおける高位官吏が着用していたもので、身分や権威を象徴する装飾品のひとつです。中央にはトルコ石の象嵌が施され、周囲には赤珊瑚、青いガラス玉、真珠、金の細工があしらわれています。それぞれの素材が調和しながらも鮮やかな色彩を放ち、当時のチベット貴族文化の豊かさと美意識を感じさせます。 本来、チベットの官吏用耳飾りは大きな輪状のフープが特徴ですが、本作のフープ部分は後にヨーロッパで改変され、小さめの金具が付けられ、ペンダントとして使用されたと考えられます。こうした変更は、チベット文化の装飾品が欧州でも装身具として人気を集めたことを物語っています。